なんか
2人で何か話しているように見えませんか?
今日、買ったばかりの茶碗にお茶を淹れて、文人さんの置物を置いたら…
見事に会話しているみたい😲
時代や窯は関係ないなぁ〜〜
染付けの茶碗には
“梅花帯雪飛琴上”と書いてあります
調べてみると…
中国唐代の詩人、章孝標の詩
(和漢朗詠集に収録)
梅花帯雪飛琴上
柳色和煙入酒中
それも!
先月お稽古で習ったばかりの“墨場必携”に載っていました
お〜〜(1人で盛り上がる)
偶然じゃないよね
当然だよね
訳は
梅の花は雪を帯びて琴上に散りかかり
柳の色は煙にわして酒中に入る
私の読み下しとしては
まるで今日のような春を待つ不安定なお天気の中で梅が散る風景がそこになるようです
今日はそんなタイミングがバッチリ合うことばかり
この茶碗を求めたとある骨董屋さん
3年ほど前からとても気になっていて、なかなか中に入る時間とタイミングが無く、今日は丁度1時間ほどフリーな時間があったので、初めて入り、一番最初にこの茶碗が目に留まったのです
お店の方は軸や書画が専門なんだそうで、茶碗は私が見てもそんなに凝ったものは無く…
今日は眺めるだけで帰ろうかなぁと思っていたら、まさに文人趣味の世界感たっぷりの茶碗が!私だけに淹れる為の茶碗にできるな〜〜と、手にしていたら『こんな綺麗な茶碗も楽しいよ…』と桜柄の茶碗を見せてくれました
ふと、その横を見たら文人画によく出て来るお酒の瓶を持った文人さん達が沢山
それもとても楽しそうなのだ(笑)
ついつい
茶碗の話や売茶翁の話をどうやら熱く語っていたみたいで、店主さんは
『そんな方になら是非持って帰って欲しいものがある…』と奥から幾つか仲間の人形を出して来て下さいました
あずま屋や水牛に乗った農民さんも
みんなを並べたら、まるでお花見のワンシーンのようです(笑)
店主さん曰く、
この文人さんは3日前に買って来たところ
悩んだら絶対買わない僕が何故か買って来た
買ったのにも意味があったんだね…と
実はお店は今月で移転すると言われました
茶碗の漢詩は丁度今頃の季節
桜の茶碗はあと少し先の季節
そして、先月にお稽古で習ったばかりの墨場必携に載っていた春類十四字
まさにタイミングの波だけで生きていることを日々実感できるのはとても幸せなこと
気づいたら
今日は亡くなった母の誕生日でした
呼ばれたかな?
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