五観の偈
ごかんのげ と、読みます
今日は小正月
小豆粥を食べる習慣が残っているのはご存知でしょうか
日本では、小正月にあたる1月15日に邪気を払い一年の健康を願って小豆粥を食べる風習があります
お正月にはご馳走が並ぶ御節、七日には七草粥、十五日小正月には小豆粥を食す習慣があり食べ物への意識は二月以降ちょっぴり薄れてきます
食は行事ごとだけ意識するところがありますが、本来は食材が手に入ることにこそ感謝しなければならないのです
私が通っていた小学校では天台宗総本山延暦寺に一泊だけ合宿をする体験があり
食べ物を食べる時には食前の言葉を唱えてから頂くと言う事が習慣でした
われ今(いま)幸(さいわい)に、仏祖(ぶっそ)の加護(かご)と衆生(しゅじょう)の恩恵によって、この清き食(じき)を受(う)く。つつしんで食(じき)の来由(らいゆ)をたずねて、味の濃淡(のうたん)を問わず。その功徳を念じて品(しな)の多少をえらばじ。いただきます。
ふと、今日は小豆粥を炊かなきゃ…と小豆が入っていた袋を見ると『五観の偈』が書いてあり子供の頃の習慣を思い出しました
宗派は違いますが根源はよく似ています
一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
意味は…
一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。
二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪など三つの過ちを持たないことを誓います。
四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。
※サイトを引用しました
食卓にご飯が並ぶのを当たり前と思わないように💖
沢山の人のお陰様で私たちは食べる事ができるのです
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